燃油特別付加運賃(国際線燃油サーチャージ)が無料のフライトがある?

2020年02月02日
燃油特別付加運賃(国際線燃油サーチャージ)をご存知でしょうか。
湾岸戦争以降の原油価格高騰に対する措置として2001年から導入されました。
現在だと、日本からヨーロッパやアメリカなどのフライトは21,000円、ハワイだと12,000円、アジアだと5,000円~12,000円加算されてしまい、せっかく安い航空券を探しても、思っていたよりも高くなってしまった経験ありませんか。燃油特別付加運賃は、原則として特典航空券を発券するときにも加算されます。
「特典航空券」なので初めて利用する人の中は「無料」だと思っている方もおられると思いますが、実際手配してみると結構高額な請求があります。実際どれくらいかかるのでしょうか。
東京からニューヨーク往復を例に、いくつかの例を見てみましょう。(このメールの下部に金額表参照)
利用するマイレージや航空会社によっては、燃油特別付加運賃が往復21000円かかったり、0円だったりします。

金額表を見るといくつかわかることがあります。


※サービスクラスに関係なく燃油特別付加運賃は同じ

 まず、エコノミークラスでもビジネスクラスでも燃油特別付加運賃は同じ金額です。同じ路線、同じ航空会社であれば、航空券代が数万円のエコノミークラスでも、数十万円するビジネスクラスでも同じ金額です。

※利用するマイル、航空会社、路線によって燃油特別付加運賃は異なる

 同じ全日空のニューヨーク線でも、全日空のマイルを利用した場合は燃油特別付加運賃が必要ですが、ユナイテッド航空のマイレージを利用した場合は不要です。また、全日空のマイレージを利用して、バンクーバーまで全日空便を利用すると燃油特別付加運賃が必要ですが、エアーカナダ便を利用すると燃油特別付加運賃は不要です。

燃油特別付加運賃の金額
 【全日空のマイレージで発券】
  全日空(ANA)便の利用
    ビジネスクラス  31,400円(内、燃油特別付加運賃21,000円)
    エコノミークラス 31,400円(内、燃油特別付加運賃21,000円)
  ユナイテッド航空便の利用
    ビジネスクラス  31,250円(内、燃油特別付加運賃21,000円)
    エコノミークラス 31,250円(内、燃油特別付加運賃21,000円)
  エアーカナダ(トロント経由)便の利用 
    ビジネスクラス   6,830円(内、燃油特別付加運賃   0円)

    エコノミークラス  6,830円(内、燃油特別付加運賃   0円)


【ユナイテッド航空のマイレージで発券】

    ビジネスクラス   6,130円(内、燃油特別付加運賃         0円)
    エコノミークラス  6,130円(内、燃油特別付加運賃         0円)
  ユナイテッド航空便の利用
    ビジネスクラス   6,130円(内、燃油特別付加運賃        0円)
    エコノミークラス  6,130円(内、燃油特別付加運賃         0円)
  エアーカナダ(トロント経由)便の利用
    ビジネスクラス   6,840円(内、燃油特別付加運賃        0円)
    エコノミークラス  6,840円(内、燃油特別付加運賃       0円)

参考
  https://www.jal.co.jp/inter/fare/fuel/detail.html
  https://www.ana.co.jp/ja/jp/book-plan/charge/fuelsurcharge/


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